薩摩切子 <鹿児島に行ってきました>
とにかく美しい!

薩摩切子 <鹿児島に行ってきました>

明治初期に開発された薩摩切子ですが、薩英戦争・西南戦争前後に一度跡絶えてしまいます。幻となって100年、1985年に紅・藍・紫・緑の4色が復元されました。厚い色ガラスを重ねた色被せ(いろきせ)ガラスを用いた、深いカットと大胆な形が特徴ですが、最近では鮮やかな黄色(一番難しかったそうです)も復元されています。
日本文化の一つとして、大切に技術を継承していただきたいものです。2色合わせになっているグラスは、手作りゆえ一つ一つの色味が異なり、手に持った時、酒を注いだ時、飲んで杯を傾けた時、その時々で異なる美しさを醸し出しています。日本の季節感も少しは影響しているのかな・・・豊かな自然環境を大切しなければと思い新たになります。